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2006年2月

2006年2月 2日 (木)

AE形の制作うらばなし

PICT1781 京成・都営浅草・京急線では、最後の最後に初代AE形が隠しで登場します。
この車両、もともと収録する予定は全くありませんでした。

京成車の車両取材で宗吾参道の車両基地へ行った際に、玄関に入ると最初にお目見えするのがAE形や3000形、200形などの保存車両たち。
『この車両が運転できればなぁ』と思いつつも、取材は無理だろうと思いあきらめていました。
取材が終わり、帰る際に保存車をふと見ると、ドアが開いているではありませんか。
どうやら車内通風でカビなどを防ぐためにドアを開放している様子。
ここぞとばかりに京成の担当者に了解を得てAE形に乗り込む。
時間が無いのでものすごい勢いで運転台などの写真を撮りまくり、取材をする。音も録りたいところだけど我慢。
そして大体の取材をやり終え、だめもとで京成の担当者にAE形をゲームで登場させて良いか聞いて見る。
「え!?できるんですか!?」
あっさり了承を得ました(笑)

PICT1803 AE形は3400形とモーター音が同じだし、他のコックピット音も他車の寄せ集めで再現することに。
しかし大問題が発生。マスコン周りに見慣れない表記。
ブレーキ側は普通だが、問題は加速側。
「ON」? 「50K」? 「定速↓」??
なんだこれは?3段しかないのか??
おまけに速度計の上に「指令速度」という針がある。
これはATCのようなものなのか?ATS45などに当たると動くのか?

数々の疑問を抱きつつ問い合わせてみると、「定速↓」とは定速帯のことであり、時速50キロ以降(弱め界磁)での速度を指定でき、定速ノッチ帯はフレキシブルに速度を変化させることができるらしい。
さらに「指令速度」は、定速帯で動かしたマスコンと連動して赤針が動き、速度を変える事が出来るとのこと。
つまりノッチの角度=指令速度となり、微妙なさじ加減で速度を指定することが出来るのだ。
ノッチの感覚的には「カツン」「カツン」「ス~~…」といった感じ。ノッチのカム自体がないらしい。
これは困った。アナログコントローラ(DUALSHOCK)なら右スティックなどで定速帯を再現できそうだが、対応周辺機器のMULTI TRAIN CONTROLLERにも対応しなければいけない。
各段に速度を割り振るとして、B側5段・P側5段のノッチギアカセットではかなりいい加減な再現しか出来ず、とても運転は出来ない。
AEの収録は断念せざるを得ないかと思われた時、白羽の矢が立ったのが九州新幹線用ノッチギアカセット。
これなら5キロずつの刻みで115キロまで加速させることが出来る。B2がNになってしまうが、ご愛嬌。
なお現在、発売元のJR九州商事でノッチギアカセットの大特価セールをやっているようなので、まだノッチギアカセットを持っていない方、九州新幹線を持っていない方はこの機会にどうぞ。
断然運転しやすくなりますよ。

こうして数々の困難を乗り越えてAE形は収録されたのでした。
ちなみに運転台は設計図がもらえなかったので写真からのみ再現しました。しかも全体を撮った写真が3枚しかなく、再現はかなり苦労しました(汗)

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