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2006年4月

2006年4月 6日 (木)

制作うらばなし:九州新幹線編

在来線撮影中の様子。左にいるのが社長

今回は九州新幹線の裏話。

九州新幹線は12月に撮影されたのですが、梅雨でも無いのに何故か撮影日に限って雨が降りまくるという、かなり運の悪い撮影となりました。
雨が降った場合は順延となるのですが、当初の撮影日にあわせて航空券を取っているため、何日も滞在して撮影し続けるわけにも行かず、撮影が失敗すると何も撮れないまま帰らなければなりません。
さらに九州新幹線は、再撮影の時も運が悪く雨が降り、空振りで帰る羽目になりました。
さすがにこう何度も九州と東京を行ったりきたりすると、会社の資金が底をついてきます。
そのため九州新幹線撮影時はいろんな意味で相当苦労しました。

また、同じ理由で取材などは慎重を期します。
音の撮り忘れなどがあったら大変です。

…というわけで大変な思いをしました。
喚呼取材の台詞が足りませんでした。

どの台詞かというと、熊本出発時に歓呼する「熊本、定発!」という喚呼を収録していなかったのです。
さすがに録り忘れたからもう一度熊本へ、と簡単に行ける筈も時間も無いので、さてどうしようかと悩み続けた結果、音声を合成することに。
その録り忘れた運転士さんの音声から、『く』・『ま』・『も』・『と』・『て』・『い』・『は』・『つ』のそれぞれの声を別の喚呼音声から拾ってきて、並び替えて無理やり制作。
大体それっぽく作ったものの、「くぁむぉと、て○$×&#!」という、普通に聞いてると何を言ってるのかさっぱりわからない不思議な喚呼が完成
熊本弁ということにして乗り切る。

ある程度ゲームが完成すると、列車の挙動やイベントなどを実際の乗務員さんにプレイしてもらってチェックします。この作業を運転士さんチェックといいます。
完成直前の九州新幹線でNON STOP TSUBAMEを九州新幹線の運転士さんにプレイしてもらったところ、なんと全駅0秒定通
模範運転ではスタッフが必死に速度と距離を元に、電卓を叩きながら通過時間を算出していたのですが、これが本職のテクニックなのかとスタッフ一同驚愕。
逆にそれだけ正確に作れたソフトにスタッフも自信を持ちました。

9_2余談:
九州新幹線つばめの車両には定速装置がついているのですが、実際の業務中は使用しないとのこと。
これだけ上ったり下りたりの激しい路線、使わないのはもったいない気がすると思うのですが、やはり定速装置を使ってしまうと寝てしまうからなのでしょうか?

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