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2006年9月19日 (火)

スタッフ開発裏話:1

疑惑の画像

― 今回から数回に渡り、音楽館やTrainSimulatorなどに対する様々な疑問や作品の製作過程等を聞いていきます。

スタッフ:よろしくお願いします

― まず今回のPS3での作品では、タイトルがTrainSimulatorではなく、Railfanとなっていますが。

スタッフT(以下T):今回の作品は従来のTrainSimulatorとはかなり違うものになってます。映像やシステム等が進化しているというのもありますが、全体の雰囲気から言って今までのTrainSimulatorとはかなり違う作品になっています。

― つまり従来のゲーム内容とは違う?

T:かなり違いますね。今までみたいに特定の区間をただ運転して、ポイントを取得したり減らさないようにするといったゲームシステムとは違います。

― というと?

スタッフH(以下H):ある特定の目的に沿った内容で、複数の運転をするミッションが入っています。
T:たとえば揺らさないで走る。とか。電力消費量を少なくして走る。とか。その辺はまだどれだけ盛り込めるかわかりませんが。
スタッフO(以下O):もっとライトな、より運転を楽しくこなせるゲームシステムにします。

― なるほど。他に過去作と違う点はありますか?

T:情報系を充実させます。
O:早い話が沿線情報ですね。自分が運転している区間の近くの沿線情報や観光案内などを紹介する機能を搭載します。
T:駅停車中に観光ボタンを押せばその駅の最寄の観光施設を案内するといった機能です。

― それは便利ですね。

T:実はそれが過去に発表されたタイトルの意味だったんですよ。
H:そうそう。

― あ、トレイントラベラーですか!

T:そうです。当時はもっと観光案内などを重視した内容だったんですよね。
O:まぁ、それでタイトルがトレイントラベラーになりかけていたんですけど、さすがにそれだけの作品じゃないですし。
H:ぱっと聞いて印象に残らないですしね。
T:そこでうちの会社で運営している鉄道ポータルサイトの名前を使っちゃえばいいんじゃないかと提案したんですよ。
O:知名度もありますし。なによりわかりやすい。

― それでRailfanになったんですね?

T:はい

― そういえば当初はTrainSimuletorOnlineとなっていましたが…

T:それは聞かないでください(笑)
H:そういえばそんなタイトルだったね。
T:いや、当初の企画段階ではオンラインでいろんなユーザーが一つの路線に入って、みんなで運転するという企画だったんです。
O:みんなで運転するから自分の運転が他人の運転に影響する。つまり人の運転によって信号変化が影響するっていうようなシステム。

― 面白そうですね。何でやらなかったんですか?

T:確かに面白そうなんですが、オンラインを制作した経験も無いうえ、PS3の能力もわからないのに、しょっぱなでできる企画じゃないな。と。
H:開発に3~4年かかっちゃいますよ(笑)

― なるほど(笑)それは大変ですね。

T:いつかはやってみたいですねー。夢ですよ。
H:いつかなうのやら(笑)

― 今回のプラットフォームにPS3を選ばれた理由は?

T:やはりブルーレイディスクの容量ですね。
O:相当な収録時間が入りますし。

― やはり容量はいつも付きまとう問題ですね。しかし、路線距離さえ何とかすれば、他のプラットフォームでもよいのでは?

T:確かにそうです。でも、もう一つPS3ならではと言うことがあります。

― それは?

T:ここからは専門的になってしまいますが、PS3にはMPEG2再生支援の機能が付いているんですよ。普通の再生ももちろん、可変再生やフレーム呼び出しなどもできるのがPSならではと言うことになります。

― なるほど。しかも今回はメモリも従来より爆発的に増えたことによって、制作は相当楽になったのですか?

T:実を言うと、もうすでにメモリがありません(笑)

― ええ!?

T:というのもうちの作品は走行映像を大量にメモリ上にストックしなくてはならないので、かなりメモリを食ってしまうのです。メモリに先読みさせないと高速再生が追いつかなくなっちゃうので…

― それは大変ですね。

T:大変です。しかも今回は映像がハイビジョンサイズになったため、従来作よりさらにメモリを食いますし。
O:この問題はPS4になっても続くと思いますよ(笑)

― 一部のユーザーの中からは、なんでPCで発売しないんだ。との声が上がっていますが。

T:まずTrainSimulatorを快適に動作させるためのマシンスペックが相当高いと言うことですね。
O:これは東急電鉄様の業務用シミュレータを作った際にわかりました。

― 実際どの程度のマシンスペックが必要なんですか?

T:まぁ現在流通しているPCパーツの最上位機種と、メモリは4GBでSCSIのHDDを300GBほど。それをRAID0+1。
O:とにかく容量がでかいんですよ。
T:もし売るとなったらHDDで発売になりますね(笑)
H:業界初です(笑)

― では最後に次回作の路線を教えてください。

T:それは東京ゲームショウまでのお楽しみです。

― 一部で向谷社長のブログの動画に写っていたブレーキハンドルが次回作路線だと噂されていますが。

T:黙秘します(笑) といってもアレは趣味で撮影した写真の壁紙であって、別に作っている運転台ではありません。あらかじめ言っておきますが…

― というとあの映像と採用路線とは全然関係ないと?

T:黙秘します(笑) 東京ゲームショウですべてが明らかになりますよ。

― なにやら怪しい言い回しですね(笑) 東京ゲームショウが楽しみです。
  次回は採用路線の決め方についてお聞きします。お楽しみに!

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