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2007年9月19日 (水)

釜石線SL取材

SL銀河ドリーム号のD51-498 SLを作ることが決まったものの、うちの会社は電車や気動車などしかシミュレータを作ったことがありません。
電車ならノッチ曲線を元に計算すれば本物と同様に動きますが、SLにノッチ曲線なんてありません。
そもそもSLがどのような手順で走っているのかも、誰一人としてはっきりと知っている人はいません。
とりあえずSL関係の解説書や図鑑などを読み漁ってみたものの、仕組みはなんとなくわかっても、実際にどう作用するのか、どう作用させているのかがわかりません。
というわけで百聞は一見にしかず。
じゃあ実際のSLに添乗してみればいいじゃないか!ということになり、実際のSLに添乗することに。
そう、JR東日本所有のD51-498です。
2004年の6月24日に運転するSL銀河ドリーム号の前日試運転にスタッフ二人が添乗しに行きました。
関東近辺では秩父鉄道や大井川鉄道、真岡鉄道などでSLが走っていて、スタッフもそれらのSLは見たことがありますが、さすがにこれほど巨大な動くSL(ましてやミカド型)を見るのは初めてです。
興奮も冷め遣らぬ状態ですが、今回の取材目的は乗務員の仕事内容の確認。また、実際の走行中のSLの揺れ具合などを調査する目的があります。D51に萌え萌え言っているだけは仕事になりません。
蒸気機関車は機関士と機関助士の二人で動かします。それぞれに自分の仕事があり、それぞれが相手の動作を確認して対応します。
つまり機関士は機関助士の負担にならないような運転を心がけ、機関助士は機関士の蒸気使用量に合わせて蒸気を作り出します。
それでいて決められた自分の仕事もきっちりこなさなくてはいけません。蒸気機関車を動かすのはとてつもなく大変なのです。
特に大変なのは走り出し。逆転機を回して加減弁を引き、動き出したらすぐに逆転機を戻しドレイン開放などなど、空転をさせないように細心の注意を払い走り出します。
これらを30秒程度で完了させなくてはいけないのです。
なんだこの作業量は!
電車ならマスコンハンドルを手前に倒すだけで走るというのに!!
添乗していて次々に判明する作業量の多さ。
運転士の絶妙な加減弁・逆転機の扱いや、機関助士の蒸気バルブの開放タイミング、投炭のタイミングなど、分からないことだらけです。
なんでそのタイミングで行うのかさっぱりです。

…こんなもの、シミュレートできるのだろうか…
いや、来館者が運転できるのだろうか…

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