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2009年7月

2009年7月22日 (水)

東武博物館リニューアル!

東武博物館正面玄関

リニューアルされたエントランス本日、東武博物館がリニューアルオープンしました。昨年の12月に閉館して以来7ヶ月ぶりのオープンです。
オープン初日が平日にもかかわらず、夏休みという事もあいまって2000人超の大盛況となったようです。
正面玄関入り口は大幅にレイアウトが一新され、入場券売り場やミュージアムショップなども新しくなっています。



「ネコひげ」に復元された5700系ロマンスカー


近江鉄道から里帰りして来たED101

Bトレ化(?)されてるトキ1形

今回のリニューアルでの最大の目玉は復元された元特急車両の5700系と電気機関車のED101。特に5700系は2枚窓の湘南顔に『ネコひげ』といわれたヘッドマークを取り付けた姿に復元されたことが見所。工事関係者の方によると細かい設計図面が残っていなかったため復元には大変苦労されたとか。(その代わり、趣味半分で色々やれたとのこと。笑)
流線形の顔の部分は2本の中梁以外、大枠からすべて作り直したそうで、新規作成となる乗務員室扉も含めてオープン直前まで作業されていました。
屋内ではさりげなく展示されているトキ1形無蓋貨車。222両もいた大型貨車で、今回のリニューアルにあわせて展示されたそうです。さながらBトレインショーティーのような姿ですが、もともとは廃車後に杉戸工場で重量測定用に3分の1にカットされたものらしく、1台の台車の上に荷台が鎮座していて、最初はこんな貨車があったのか!と勘違いしてしまいました。笑


大盛況のシミュレータコーナー

大勢の人に見られて緊張?

そして先日ご紹介したシミュレータ3台は黒山の人だかり。数十人近くの人が各シミュレータに並んでいました。駅停車処理(ドアの開閉等)という博物館用シミュレータとしては珍しいシステムでしたが、多くの方々は特に戸惑うことなく、ちゃんと発車ブザーが鳴ってから出発する方が多かったことが印象的でした。


一足先に登場した東京スカイツリー®

リニューアルされた大パノラマ

もうひとつ黒山の人だかりといえば模型の大パノラマ。
リニューアルにあわせてレイアウトを大幅に変更し、線路(路線?)も大幅に増えています。
また、業平橋に東京スカイツリー®が建設されているのにあわせ、パノラマでは一足先に登場していました。
ただ、さすがに模型のスケールに合わせた大きさにはなってはいませんでした。(合わせていたら高さが7m60cm近くになってしまいますからね。)

 

 

開館20周年&リニューアル記念特別展 博物館の奥では「開館20周年&リニューアル記念特別展」を開催していて、開館前の東向島駅(旧玉ノ井駅)の様子や開館当初の博物館の姿、展示品の搬入の様子、リニューアル中の様子や5700系、ED101の復元工事の様子などを写真展示していました。
特別展は9月23日まで開催中だそうです。

5700系、ED101の復元工事のレポートを掲載しました。

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2009年7月20日 (月)

東武博物館 シミュレータリニューアル!!

50050型シミュレータ

10030型シミュレータ 8000系シミュレータ

東武伊勢崎線の東向島駅にある東武博物館(22日オープン)において、既設の8000系シミュレータ1台および、10030型シミュレータ(いずれも三菱プレシジョン製)を改修し、新たに50050型シミュレータ1台を新設しました。

8000系と50050型は車両筐体無しの簡易型シミュレータとし、65インチの大型液晶テレビを配置してフルハイビジョンの大画面を実現。10030型はフルハイビジョンの新型プロジェクタにより、202インチの超大画面でシミュレータを運転できます。
今回のシミュレータでは伊勢崎線の上下線(上り普通:春日部~浅草・下り急行(区間急行):北千住~東武動物公園)と、東上線の上下線(上り通勤急行:川越市~池袋・下り急行:池袋~森林公園)の計4路線を採用し、各車種でそれぞれの路線が運転できます。(プレーヤー自身による路線選択は出来ません)

博物館用シミュレータとしては、今回初めてドアの開閉音や車掌放送などの演出を、通常運営のシミュレータで行っています。これはスタートボタンを押した後、発車前に笛が鳴り、ドアが閉まる音がして運転士知ラセ灯が点灯し合図ブザーが鳴る。走行中は車掌放送が流れ、駅手前で停車合図ブザーが鳴り、停車後はドアが開く音がして運転士知ラセ灯が消灯するという流れになっています。(ちなみにあの声も流れます。笑)

※なお、動画は全て開発中のものです。実際とは異なる場合があります。


50050型シミュレータ
新越谷-越谷


10030型シミュレータ
川越市-川越


8000系シミュレータ
谷塚-竹ノ塚

信号保安装置は東武のATSの『TSP』を完全再現。任意の駅で停止定位がされていて、信号現示に対応したパターンや照査を発生させ、パターンに当たった場合は5秒間だけ非常ブレーキが動作します。なお、実際にはATS確認操作で解除となりますが、一般シミュレータで解除操作が出来ないため、5秒間のみの非常動作としています。
また、伊勢崎線および東上線の両路線において、それぞれ別システムによる停車駅誤通過防止制御も再現してあります。そのため、停車駅を高速度で進入した場合もATSにより非常ブレーキが動作するようになっているため、通過することが出来ないようになっています。


東武ATS『TSP』の動作

車両の計器類の模擬も一部を除き完全に再現しました。10030型の電流計はバーニア制御による全界磁45段分の進段を細かく再現。チョッパ制御時の針の動きとバーニア制御時の針の動きや速さ等は違うものにするなど、しっかりと再現しています。


10030型 電流計の動作

8000系は電磁直通によるセルフラップブレーキの動作を完全再現。Train SimulatorやRailfanなどでは5段や7段など少ない段数でしたが、車庫で計測した最低圧力増減値から算出し、セルフラップ帯を21段階で制御。滑らかなブレーキ制御が可能です。また、非常ブレーキ投入時にブレーキ管圧力値が0kg/cm2になり、再び3.875kg/cm2まで回復するとブレーキシリンダ圧力が減少しますが、非常ブレーキ投入後、10秒間は非常吐出弁が開放されたままになるので、この10秒間はブレーキ管圧力値が1kg/cm2までしか回復しなくなるという細かいアクションも再現しています。
(そのため、ATSで非常が動作すると、最低22秒間はブレーキが緩まなくなります。汗)
ブレーキ音も直通管、ブレーキシリンダ、ブレーキ管、制御管、吐出弁の音をそれぞれ録音している贅沢仕様です。


8000系 ブレーキ圧力の動作

50050型は運転台モニターをドット単位で完全に再現しました。また、遅れ込め制御によるブレーキシリンダ圧力計の動きも再現しています。
ただ、50050型は一部機器(運転士知ラセ灯や運転台表示灯)の部品がまだ納品されていないため、再現しきれていません。これら機器は納品され次第取り付け、再現していきます。

撮影列車は伊勢崎線が10030型で、東上線は8000系を使用しました。カメラは電車とバスの博物館や、鉄道博物館のシミュレータでも使用したRED社製のスーパーハイビジョンカメラです。


伊勢崎線は10030型で撮影

東上線は8000系で撮影

東上線撮影中

前回と同じくRED社製高性能カメラ

外からでもその大きさがわかる

モーター音の録音はガンマイク2本と
予備のレコーダーで行った

撮影列車と向谷社長 伊勢崎線の撮影で問題になったのは複々線区間での離合。駅先端での対向列車をなるべく避けようとするものの、複々線ともなると離合回避の数も2倍に膨れ上がります。急行線で列車をかわして安心していたら、前から緩行線の列車が接近してきて大慌てなんて言うことも。

東上線は池袋に行くに連れて先行列車に追いついてしまい、ひやひやしたり。逆に池袋を発車する際は山手線や湘南新宿ラインが出入りしたため発車をギリギリまで伸ばしてもらって回避するなど神経を使いました。また、東上線撮影日は天気が悪く、途中で雨が降ってきてしまわないかと天気にもひやひやさせられました。

オープンはもう少し先になりますが、東向島にお越しの際はぜひ東武博物館にお立ち寄りください!

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