マー坊の工房

2005年12月12日 (月)

買出し編

051212 前回までで製作の準備が整った。いよいよ、製作に向けて動き出す。今回は部品の買出しの時のエピソードをお話しする。

朝、秋葉原に寄って出社することにしたのだが、秋葉原の電気部品を売っている店はどこも11時を過ぎないと空かない。そのおかげで久しぶりに朝寝坊ができたわけだが・・・。

お目当てのお店の開店と同時に必要な部品をかごに入れ始める。しかし、力行ノッチの制御を行う部品が売り切れ・・・。しかし、似たような動きをする部品はある。他の店で探したりするのはメンドクサイから、その場で脳内シミュレーション(?)をして、この部品でも大丈夫ということを確かめ、無事全ての部品を調達できたのだ。

しかし、全ての部品が調達できたからといって製作に必要なものが手に入ったわけではない。音楽館では以前にこのような電子工作をやったことがないため、半田や配線などが全くない。半田ごてや工具は私物を使うとしても、自分もしばらく電子工作から離れていたので、半田や配線を買おうといろいろなお店を探し回っていたところ、なんとラッピングツールを発見。3000円もしたが、前からずっと探していた物なので即購入した。

余談となるが、このラッピングツールを意外と知らない方が多いので紹介しておく。このラッピングツールを使うと、半田を使わずにICソケットの足に、配線を巻きつける(もちろん強度もある)ことによって、配線を行う道具である。これがあると半田付けを行わなくても済むし、配線をしなおすときも、巻きつけてある配線をこのラッピングツールを使って解くだけでよく、面倒な半田付けを行うずに配線が行える非常に便利な道具である。これがあれば、すべての配線が半田付けなしで行えるわけではないが、ぜひ持っておきたい道具の一つである。ただし、現在このラッピングツールは入手が非常に困難で、自分も秋葉原で探し始めて3年目にしてようやくゲットできたのである。

製作に必要なものをすべて調達し、気がついたときは既に午後1時を過ぎていた・・・。

(続く)

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2005年12月 5日 (月)

設計編

紙 今回から具体的な製作の話に入る。

マルチトレインコントローラのメインCPUを流用することにしたのだが、マルチトレインコントローラで各ノッチに入っているときの信号を調べなければならない。まずこれの調査から行うことにしました。テスタやその他いろいろな小道具を用いて、マルチトレインコントローラの信号を調べた。

次に、マスコンの調査だ。前述したように接点のON-OFFとハンドル位置に規則性がないので、全てのハンドル位置のON-OFFを調査するしかない。一通り各ハンドル位置での接点のON-OFFの状態を調べて表にする。その表を眺めていると・・・、33個ある接点のうち9個の接点を見ればハンドル位置がわかることが分かった。これで、少しは話が簡単になった。

ハンドル位置に応じた接点のON-OFFとマルチトレインコントローラの信号が分かったので、作らなければならない回路の入力と出力が分かった事になる。これで設計の準備は整った。

ノッチ位置に応じた接点のON-OFFが分かったわけだが、ON-OFFにあわせてONなら5V、OFFなら0Vといったように、ON-OFFに対応した電気信号を作り出す回路が必要だ。こう書くと簡単なように思えるかもしれないが、この回路もちょっとした工夫が必要なのだ。

この回路を通した上で、さらにマルチトレインコントローラにあわせた信号に変換する必要がある。また、マルチトレインコントローラや「東急編」に登場する車両がワンハンドルなので、力行とブレーキを同時に入力することができないようにしなければならない。なので、力行とブレーキを同時に操作した場合は、ブレーキ側の出力を優先するような工夫もした。

1日がかりでこれらの設計を終え、今度は必要な部品をリストアップする。ネットでメーカのデータシートや買いに行く店の在庫リストなどを見ながら実際に使う部品を選ぶわけだが、使いたい部品が既に生産中止になっているなどで、後から設計変更したところも数箇所あったりするのだ・・・。

(続く)

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2005年11月28日 (月)

PS2への接続に向けて・・・

MTC 実は、マスコンを入手したのが9月の連休中だった。連休中、このマスコンを動かす方法をずっと考えていた。"PS2"に本物の電車の運転台を繋いだ人なんているのだろうか・・・。いやいないだろう。なら自分がやってやろうという気になり、やる気がどんどん沸いてきた。

そして、ちょうど約2週間後には、日比谷公園で鉄道の日のイベントがある。うまくやれば、ここで出展させることができるのではないか・・・。というわけで、すぐさまこの本物の電車の運転台を"PS2"に繋ぐという、夢のような話が動き始めたのである。

"PS2"に周辺機器を繋ぐためには、USBを使うしかない。おまけに、"PS2"に限らずUSB機器はそれぞれ固有のIDを持っていて、"PS2"やパソコンは、そのIDを持っているUSB機器からの信号しか受け付けないようになっている。そのような理由から、今ある"PS2"のソフトをいじらずにUSB経由で通信をするためには、ハードウェア的にマルチトレインコントローラ互換とするしかないようだ。

いろいろと考えた末、マルチトレインコントローラのメインCPU(USBコントローラ)を流用して、このCPUにノッチカセット・演算回路を通した信号と同じ信号を作り出して入力させることにした。たまたま、会社にばらばらになっているマルチトレインコントローラがあり、それを使うことにした。

(続く)

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2005年11月18日 (金)

マスコンゲット!!

マスコン内部あるイベントで、丸の内線02系の運転台が1万円(!!)で売りに出されていた。以前、大井工場のイベントで205系の運転台から「電車でGO!」が運転できるようになっていたものがあり、それ以来、いつかは本物の運転台でTrain Simulatorをやってみたいと音楽館のスタッフ皆が思っていた。マルチトレインコントローラのように本物の電車と同じ操作ができるようなコントローラはいくつか出回っているが、やはり本物の運転台とは大きさも違うし、なんと言ってもノッチの操作感触が比べ物にならない。

そんな矢先、本物の運転台がしかも1万円で売りに出されているのだ。ブレーキハンドルやマスコンだけ売りに出されていることはよくある。しかし、運転台ごと売りに出されていることはまずない。これは2度とないチャンスと思い、購入に踏み切ったのである。

ところが、この運転台なんと重さが90Kg近くあるのだ。買い取った運転台を車までフォークリフトで運んでいただいたほどだ。大人3人掛りで、なんとか持ち上げ、車のトランクに積み込み会社へと持ち帰ったのである。5Fにある会社まで持ち上げるのも一苦労だった。

何とか置き場所を決め、しばらく本物の感触を楽しむ。やっぱり本物はいいなぁ・・・。感触を味わった後、パネルを明けてみる。すると・・・、33個の接点がずらりと並んでいる・・・。それの接点がハンドル位置にあわせて、ON-OFFが切り替わる仕組みになっている。しかも、各接点は見た感じ、規則性のない動きをしている。こりゃ大変だ・・・。頭の中で、これをPS2に繋ぐためにやらなければならないことが駆け巡り始める。

(続く)

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